猫の尿管結石体験談を紹介!トイレの様子を確認して死亡リスクを低下!

猫の尿管結石体験談を紹介

  • 猫種:雑種(名前:ミント)
  • 病気の名前:尿管結石
  • 病気になった時の年齢:1歳
  • 利用していたキャットフード:カルカンドライタイプ

我が家の猫ちゃんがおしっこをしない!

我が家の猫が尿管結石にかかったのは、1歳の終わり頃でした。

トイレの回数が減っているのが気にかかっていて、注意して見ていたのですが、ある日トイレに入っても排尿をしませんでした。

排尿の体勢はとっていますし、力んでもいるのですが、5分ほど待ってもおしっこが出てこないのです。

そんなことが2回続き、これはおかしいと病院へ連れて行きました。

獣医さんの診断は尿管結石!

もともと肥満気味でもあることから、すぐに「尿管結石」であろうという診断が下りました。

その後、陰部にカテーテルを差し、尿を抜き取る処置がとられました。

取った尿を見せてもらったのですが、白色透明のキラキラした砂のようなものが、尿の底に沈んでいるのが素人目にも分かりました。

先生に砕かれた結石が尿と一緒に出てきていると説明されました。

結石で尿が出ない仕組みと治療方法について

おしっこが出ないのは、この結石が尿管に詰まって排尿ができないか、もしくは結石が尿管を通るときに激しい痛みが出るので、怖くて排尿できないからなのだそうです。

人間でも尿管結石にかかると出産と同じ程度の痛みがあるといいますから、猫のような小さな動物には耐えがたい苦痛だと思います。

さて、おしっこが全部出たら、今度は膀胱内の洗浄を行います。

生理食塩水の入った大きな注射器のようなものを陰部に差し、何度もピストンして中を洗います。それでとりあえずの処置は終了しました。

我が家の猫ちゃんは運良く軽症だった

結石が全て取りきれたわけではありませんが、うちの場合は症状が軽く発見も早かったので、あとはキャットフードを変えることで対応できるのだそうです。

尿のpH(ペーハー)を酸性に近づけて結石を溶かすフードを出してもらいました。「ロイヤルカナン 猫用 pHコントロール0」という療法食です。

今後食事はこれのみ、おやつも一切なしで、症状の改善とダイエットも一緒に行うようにと言われました。

市販のフードに比べるとかなり割高ですが、愛猫の健康のためなのでしかたないですね(笑)。

キャットフードを変えてしばらくして完治!

ロイヤルカナンキャットフードの味は悪くないようで、実は我が家にはこの子のほかに2匹の猫がいますが、みんなこれを狙っています。

1ヶ月も経つとまとまったおしっこが適正な回数出るようになり、経過観察でも、尿管結石は一旦は大丈夫だろうとのことでした。

尿管結石は、肥満の猫と雄猫がかかりやすいそうです。

そして、排尿ができない状態が3日続くと、死に至る可能性が高くなってしまうそうです。

日頃から猫ちゃんのトイレを観察しておこう!

家にいる時間の短い方が猫ちゃんの様子に気を配るのは難しく、タイムリミットが3日というのもとても短く感じられてしまうかもしれません。

でも固まるタイプの猫砂を使えば回数を確認できますし、1~2日に1回でもいいですから、排尿の様子を見てあげてください。

特に、トイレの時間が長ければ異常がある可能性が高いので、しっかりと確認した方がいいと思います。

管理人からの一言
人間でも同じですが、尿管結石になると排尿時に激痛を感じるようになります。
軽症であれば、そのうち尿と一緒に結石が排出されますが、重症化した場合は結石を砕く治療を受けなければ命の危険もあります。
また、排尿時に痛みがあるというのは大きなストレスになりますし、そのストレスが原因で別の病気になってしまうこともあります。
猫ちゃんのトイレは体調を見る上で大切な指標になります。飼い主として、しっかりと確認をして体調を管理するようにしてあげましょう!

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