猫が尿路結石を発症した体験談!水とトイレの管理で予防をしておこう!

猫が尿路結石を発症した体験談

  • 猫種:ミックス♂(名前:クロ)
  • 病名:尿路結石
  • 病気になったときの年齢:5歳ごろ
  • 利用していたキャットフード
  • 切り替え前:キャットスマック
    切り替え後:ドクターズケア猫用ストルバイトケアスターター

ある日猫が粗相を!しかも血尿!

我が家では猫を3匹飼っています。最初に猫(名前はクロ)の異常に気が付いたのは、約1年半前、昨年の1月頃です。

少し前からトイレ以外での粗相が多くなり気になっていたのですが、ある日ベッドの白い布団カバーの上に粗相したものを見ると濃いピンク色の尿だったのです。

様子を見ていると、トイレの時間が長かったり、排泄時に唸り声を出す、腹部を頻繁に舐めて毛が抜けてしまっているなどの症状を確認。

腎臓や尿路に関する疾患が疑われ、すぐに動物病院へ連れて行きました。

獣医さんの診断結果は尿路結石!

病院でレントゲンやエコーなどで検査した結果、いただいた診断は「尿路結石」ということでした。

猫ちゃんの膀胱や尿管に結石ができていて、その結石が膀胱内を傷つけて血尿が出ているとのことです。

比較的軽度の尿路結石ということもあり、すぐに手術する必要はなく、まず石を溶かす薬の服用と食事療法で改善を目指すことになりました。

この病気は、食事でミネラルをとりすぎたり、水をあまり飲まない場合起こりやすい病気だそうです。

水を与える環境が不十分だったことを知る!

考えてみると、我が家には3匹の猫がいますが水飲み容器は1つしかなく、水の交換、補充も不十分だったことに気づきました。

時々、猫が風呂場の蛇口に直接口を寄せて滴をなめていたことを思い出します。私のお世話が足りなかったのですね…。

また、今回結石になったのは去勢手術済みで肥満気味の男の子。3匹の中では一番立場が弱く、ストレスを感じることも多い様子。もともとこの病気にかかりやすい要素もあったようです。

早速、その日から薬の服用を開始しました。

キャットフードを療法食に切り替えた!

錠剤をドライフードに混ぜてあげれば一緒に食べるかと思っていたのですが、きれいに避けて食べてしまうので、仕方なく砕いて粉にし、水で溶かしてスプーンで直接口へ流し込みます。

これでは全量摂取できないので、後日口内に直接入れる方法に変えました。

療法食は2種類貰いましたが、そのうちノバルティスアニマルヘルスの「ドクターズケア 猫用ストルバイトケアスターター」をよく食べるので、キャットフードはそちらに決めました。

また、水飲み容器は3つに増やし、1日に1~2回は水の交換を行うようにしました。

他にも猫を飼っており、食事は1匹だけ療養食なので別室で与えるよう配慮しました。

症状は徐々に回復に向かっていった!

余談ですが、ストルバイトケアスターターは健康な猫にとっても美味しいらしく、これをお皿に出すと他の猫が集まって食べてしまうのです。

こうして約1か月半の投薬と食事療法を行い、再度CT検査したところ、結石は小さくなっているけれどまだ若干血尿が残っているとの診断。さらに2週間の投薬と食事療法継続、3か月後に再検査となりました。

この間、排尿にかかる時間は通常に戻り、痛みも軽減されている様子。腹部にはふんわりとした産毛が生えてきています。

3か月経過後、完治していることを期待し病院へ行ったのですが、やはりまだ結石は残っていました。

金銭的な問題で診断は行かなくなった!

結石の治療にこんなに時間がかかるとは、当初考えもしませんでした。再度、薬を処方していただき療養食で様子をみることとなりました。

再度診断を受けて様子見ということになったのですが、実は、この診断以降は再受診には行っていません。

治療のおかげで、猫の体調が当初と比べかなり改善していること、インターネットでもフードが購入できることも大きな理由ですが「なにより医療費の負担が重かった」ことが最も大きな原因です。

実は、クロはペット保険に加入していなかったので、動物病院での診療費が全額負担になってしまっていたのです。

病気は完治したようで元気に元通り!

診療は中断してしまったものの、クロちゃんは今も元気に生活をしています。

粗相はなく、頻繁に尿を採取することは難しいのですが、直近のものは通常と変わらないようで、完治はしているようです。

ペット保険に入っていれば良かったなと思う時もありますが、今となっては仕方ありません。

とにかく今後も猫の健康について学び、考えうるケアを与えて長く一緒に過ごしていきたいと思っています。

管理人からの一言
猫ちゃんの中にはあまり水を積極的に飲まない子もいるので、水を飲んでいるかいないか、たまに観察をしておくことが重要です。
特に、複数匹飼っている場合には、遠慮して水をのまないような子もいるので注意が必要です。
水の摂取量が少ないということは、身体の中に老廃物がたまることに繋がり、それは病気へと繋がります。
今回の体験談のように、老廃物がたまった結果として体内に結石ができてしまうというケースもあります。
ということで、猫ちゃんが十分に水分を摂取できる環境を準備してあげるようにしましょう!
もし、なかなか水を飲んでくれないという場合には、キャットフードをお湯でふやかして与えることで、食事と同時に水分をとらせるのがおすすめです!
それと、まだペット保険に加入をしていないという人は、今すぐにでもペット保険への加入を考えることをおすすめします!病気になってからでは加入できない可能性がありますからね!

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