国産のキャットフードで食事で病気のサポートをするための動物病院専用療法食として販売されているキャットフード「ドクターズケア」
病気の猫ちゃん用のキャットフードということで、安心安全をコンセプトに開発されていて多くの動物病院でも利用されているブランドです。
安心安全を謳って製造販売されているドクターズケアキャットフードですが、本当にコンセプトの通りに安心安全なキャットフードなのでしょうか?
今回の記事では、キャットフード「ドクターズケア」を原材料や口コミなどから徹底的に評価をしていきます(この記事では「療法食 キドニーケアフィッシュテイスト 猫用」の原材料や口コミを参考にしています)
キャットフード「ドクターズケア」の基本データ
参考価格 | 1,441円(amazon価格参照) |
内容量 | 480g |
生産国 | 日本 |
肉類 | ×(ミートミール、フィッシュミール) |
穀類 | ×(トウモロコシ、コーングルテンミール、小麦粉) |
合成着色料 | ◯(不使用) |
酸化防止剤 | ◯(ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール) |
総合評価 | ★★☆☆☆(9pt/25pt満点中) |
キャットフード「ドクターズケア」の基本情報は上のようになっています。
ドクターズケアブランドでは、慢性腎不全や尿結石症や慢性心臓病などの病気に対応したキャットフードを様々なフレーバーで製造販売しています。
安心安全をコンセプトに作られているというだけあって、合成着色料や強力な酸化防止効果のある合成添加物は使用されていません。
しかしながら、原材料表記を見てみると穀類が多く配合されていたり肉類の品質がイマイチに感じられるような記載がいくつか見つかります。
また、価格も格安のキャットフードと比べるとそこそこ高い価格設定になっています。
キャットフード「ドクターズケア」の原材料を評価!
「ドクターズケア」の原材料を見ていきましょう!猫ちゃんにとって良くないと思われる原材料は赤文字で記載してあります。
また赤字表示した原材料については個別に解説をしていきます。
トウモロコシ、動物性油脂、ミートミール、おから、全卵粉末、フィッシュエキス、フィッシュオイルパウダー、コーングルテンミール、フィッシュミール、フラクトオリゴ糖、小麦粉、γ-リノレン酸、マッシュルーム抽出物(シャンピニオンエキス)、アミノ酸類(メチオニン、タウリン)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD3、ビタミンE、ビタミンK3、ビタミンB1、ビタミンB2、パントテン酸カルシウム、ナイアシン、ビタミンB6、葉酸、ビオチン、ビタミンB12、塩化コリン、イノシトール)、ミネラル類(炭酸カルシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、鉄アミノ酸複合体、硫酸鉄、亜鉛アミノ酸複合体、炭酸亜鉛、マンガンアミノ酸複合体、炭酸マンガン、銅アミノ酸複合体、硫酸銅、ヨウ素酸カルシウム、硫酸コバルト)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール)
注意すべき原材料である赤文字表記がいくつか見受けられますね。
この赤文字表記の原材料については、どうして注意が必要なのか下でさらに詳しく解説をしていきます。
トウモロコシ、コーングルテンミール、小麦粉
原材料表記をチェックするとドクターズケアの主原料はトウモロコシであるということが分かります(原材料は配合量が多い順に記載されるので一番最初に記載されているトウモロコシが主原料となります)
また穀類系の原材料としてはトウモロコシ以外にもコーングルテンミールや小麦粉の記載があることが確認できます。
実は、穀類は肉食動物である猫ちゃんにとっては不要な原材料です。
穀類は消化不良を起こす可能性がありますし、特にトウモロコシや小麦粉は猫ちゃんがアレルギーを引き起こしやすい原材料の1つとして知られています。
主原料が穀類であるというのは猫ちゃんの健康を考えた場合には評価を下げるポイントであると言えますね。
ミートミール
猫ちゃんにとって最も重要な肉類系原材料は原材料表記で3番目に記載されている「ミートミール」です。
猫ちゃんの身体を作るために質と量を求められる肉類系原材料ですが、このミートミールという記載は不明瞭な記載で品質の高さを感じることができないものになっています。
まず「ミート」ということでなんの動物の肉が使われているのか全く分かりません。
また「ミール」というのは動物の部位を砕いて粉にしたようなものなのですが、この記載だと動物のどの部位を使用しているか分かりません。
例えば、コストを抑えるために人間では食べられない栄養価の低い部位(皮や骨など)を利用している可能性があるということですね。
肉類の品質はとても重要ですし「チキン生肉」というような感じで何の動物のどの部位が使われているのかはっきりと分かるような記載がベストであるといえるでしょう。
フィッシュエキス、フィッシュオイルパウダー、フィッシュミール
家禽類以外で動物性たんぱく質を摂取できてキャットフードに良く使用されるのが魚介類です。
ドクターズケアに配合されている魚介類の原材料は「フィッシュエキス、フィッシュオイルパウダー、フィッシュミール」ですね。
魚介類の原材料についても上で書いたミートミールと同様に「フィッシュ」というだけで何の魚が使用されいているのか不明ですし、ミールやパウダーやエキスなど魚のどの部位が使用されているか分かりません。
本当に良いものを使っているのであればしっかりと記載をするはずですし、記載が曖昧であるということは何か問題がある可能性が高いといえるでしょう。
原材料まとめ
上でも書きましたが、ドクターズケアには合成着色料や強力な酸化防止剤などは使われていないので、その点を見る限りでは安心安全であると言えます。
しかしながら、主原料が穀類であったり、肉類の質があまり高くないような記載があったりという点はマイナス評価のポイントですね。
原材料を全体的に見てみると、毒性があったりというような原材料は見当たりませんが、猫ちゃんの食性には適していないキャットフードであるという印象を受けます。
キャットフード「ドクターズケア」の口コミ・評判を紹介!
ここからは「ミャウミャウ」を使用している、もしくは使用したことのある飼い主さんたちの口コミや評判をご紹介します。
良い口コミと悪い口コミをそれぞれ数個ずつ項目を分けて掲載していきます。
ドクターズケアの良い口コミ・評判
食いつきがいい!
猫によって好き嫌いがありますのでなんとも言えませんがうちの子は、色々試してみて、これが一番食いつきが良かったです。
それと高齢(21才と7か月)になると食も細くなってしまうので小分けになっているのもありがたいですね。
腎不全の愛猫にあげてます
愛猫が腎不全になり、食欲が無くなった時に注文してみました。香ばしい焼き魚のような匂いがして、今までのご飯の中では一番おいしそうだと思いました。
我が家の猫は肉肉しいにおいが好きなので、期待した程食べませんでしたがそれでもメインのご飯を食べなくなった時には少しでも口にしてくれ、良かったと思います。
腎不全ネコに与えています
14歳の腎不全ネコに与えています。
フィッシュとチキンの両方をローテーションで与えていますが、食い付きも良くて助かります。
急に飽きて食べなくなることもあるので、
小分けされてて便利です。
ドクターズケアの悪い口コミ・評判
残念ながら食べませんでした
残念ながらうちの猫は食べてくれませんでした~(‘・ω・`)
粒は小さくてメディファスと似てますね。メディファスも食べてくれませんでしたが…デトレも食べてくれませんでした…(‘;ω;`)
食いつきはマル!でも下痢が
食いつきはよかったのですが、少しの量で下痢をしてしまいました。
一口もたべない…
家の老猫に与えましたが、一口も食べませんでした。お値段も高いので、どうしようかなと、、、
ドクターズケアの口コミ・評判まとめ
ドクターズケアは病気の猫ちゃんが利用するキャットフードなので、病気になりやすいシニア猫ちゃんの飼い主さんに多く購入されていますね。
好みの問題もあるので食べなかったという口コミもありましたが、全体的には食いつきが良いという口コミ・評判が多くユーザーの評価は高いようです(amazonの総合評価で4.0)
口コミ・評判の中には下痢になってしまったという声もいくつかあり、アレルギーの危険性があるというものも見受けられますね。
まとめ
今回はキャットフード「ドクターズケア」を原材料や口コミ、評判などから徹底的に評価させていただきました。
原材料やコスパなどから商品全体を評価すると、ドクターズケアキャットフードの総合評価は★★☆☆☆(5点満点中2点)です。
安心安全をコンセプトにつくられた合成着色料や強力な酸化防止剤不使用のキャットフードではありますが、主原料や肉類の質にやや難があるため強くオススメできる製品ではありません。
療法食の中には強力で毒性のある酸化防止剤を使っているものを多く見かけるのでそういった製品と比較すると、ドクターズケアはまともな製品であると言えますがやはり主原料がトウモロコシというのはいただけません。
猫ちゃんの健康を守れるのは飼い主さんだけですし、キャットフードを選ぶ際には原材料をしっかりチェックしてなるべく安全安心な製品を選ぶ習慣をつけるようにしましょう!
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